●ENDLESS WAY 楽曲解説(Blowin' 篇)

ENDLESS WAY

2011年07月19日 19:18

ENDLESS WAY 楽曲解説(Blowin' 篇
http://www.youtube.com/watch?v=w-BUQSo1Yc8


ENDLESS WAY スペシャルインタビューもいよいよ佳境に入ってきた。
ここまではHistory of ENDLESS WAYとも言える彼らの足跡を追う内容
が中心だったが、今回は彼らの新作の中から、今後代表作となるであろう何曲か
を深く掘り下げてみたい。
まずは、4人全員が最も思い入れが深い曲として選んだ
Blowin'

新生ENDLESS WAYはこの曲から始まった。
Ogurixが彼らとやる為に新たに書き上げた最初の曲であり、
hide kidYaziSin が、ENDLESS WAYの未来をはっきりと実感した曲だ。

捨てるんだ後悔、無駄なものは全部
    生きるんだ今日を、全開で限界まで
        ちっぽけな情熱で燃やせ最後の太陽
             がむしゃらに、さあ飛び立とう


Yaziの疾走感溢れタイトなエイトビートに支えられた音に、力強くポジティブな
これらの言葉が響くと、聞き手の心を高揚させる風が吹き始める。
新たなスタートを象徴するナンバーだ。(渋谷陽一郎)


ちっぽけな情熱で、燃やせ最後の太陽


hide kid 「この曲はね~、この形になるまで結構試行錯誤したなあ」
Yazi 「エイトビートの難しさを痛感させられた曲」
●へえ、そうなんだ。構成やアレンジは結構シンプルというかストレートな印象だから、
わりとサクっと仕上がったのかと思ったんだけど。

Ogurix 「そう思うでしょ?俺も初めはそうなると思ってたんだけどさ。
シンプルなエイトビートでしかもテンポこれくらいだとスピードで誤魔化すことも
できず、バンドでしっかりビートを感じさせないと、疾走感まるで出ないのよ」
hide kid 「ogurixデモではカッティングがフォークチックなバッキングで歌っていて、
それはそれでノリ良かったりして」
Sin 「バンドでやるとなんでノリ悪くなっちゃうんだ!ってみんなで悩んだりしたよね」
●その問題はどうやって乗り越えたのかな。
Ogurix 「そんな感じで悩み出すと、あーでもないこーでもないって変にいじりすぎちゃうん だよね、だから1回忘れて、
ちまちましたアレンジばっさり捨ててザックリした音を 目指して、バッキングとか構成を勢い重視でやり直してみたんだよね」
hide kid 「Ogurixがこんな感じどうかな?つってギターじゃかジャーンって歌いだして
お!初めてこの曲聴いたイメージがぶわっと戻ってきた感じがして」
Yazi 「それからは早かったね。」
Ogurix 「この曲には最初はやっぱ思い入れ強くて、逆に色々余計な手を加えちゃってた気がするね」
Yazi 「大事に行こうとするあまり、立ち合いで足が前に出ないみたいな」
Ogurix 「はい、Yaziお得意の微妙な相撲例え」
Yazi 「結局、稽古するしかないんです」
●(笑)
Ogurix 「歌メロもねー、Aメロパートのとこは8符の裏感じさせるように歌わないとべたあ ってなっちゃうんだ、
しかも日本語だとどうしても符割大きくなるから、ノリ出すの ほんと難しいのよ、こんくらいのテンポの曲って」
hide kid 「ま、作ったの自分ですから。そこはなんとかしてもらわないとねー」
Ogurix 「ちっ」
●はは、そりゃそうですね。あとですね、歌詞についてもちょっと聞かせてもらえますか
Ogurix 「この曲はメロディー出来たときにかなりこんなイメージとして浮かんでたかな」
●(ちっぽけな情熱で、燃やせ最後の太陽) っていうフレーズがすごくいいなあと
Ogurix 「ありがとうございます」
●読み込むとかなり深い詩ですよね?

捨てるんだ後悔、無駄なものは全部。 生きるんだ今日を全開で限界まで。
確かなものはきっと、それほど数ありはしないさ
とか

それなりに人生歩んできたからこそ、今を生きることの大切さがわかる、そんな風に
感じられました。
そして、「ちっぽけな情熱で、燃やせ最後の太陽」僕ら世代にはかなり刺さるフレーズ
でしょう

Ogurix 「高校生でENDLESS WAYやってた頃は時間なんて無限にある気がしてたし、
チャンスなんてこの先いくらでもあると思ってたわけ。で、ぶっちゃけこの歳になっ
てみると、確実に残り時間意識してしまう自分がいて。本気で情熱を燃やせるもの
に巡り会うチャンスなんてきっとこれが最後だろうなー、と。そんな思いが込められ
てます」


新生ENDLESS WAYの始まりを飾るにふさわしいナンバーであり、僕ら世代には
勇気を奮い起こしてくれるナンバーでもある。Blowin’

次回は、文句なしの名曲 Family にスポットを当てる。





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