初ライブを終えて、早くも
新作のレコーディングに取り掛かっている
という情報を聞きつけ、なんとも元気なオジサン達だ、と感心しつつ、
彼らの本拠地「
Blest studio」に突撃取材を試みた。
まだ、リズム録り終わったばっかりだから話すことはない、
などと当初はつれない態度のメンバーであったが、
なーに、
ビールさえ差し入れで持って行けば、途端に
まあー座りたまえ、と、こーである。
簡単な奴らだ。 (渋谷陽一郎)
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この3曲は哀愁の3部作とでもいいましょーか
hide kid「なんだよー、バドワイザーとか、そーゆー
カッコつけたんじゃなく、
やっぱキリンでしょーがー、ビールは!」
と、いきなり銘柄に文句をつけるhidekid。
Yazi「そーやって、せっかくの差し入れに文句を言うもんじゃないでしょーが」
Sin「ちょうどノド乾いてたんで、いただきま〜す!」
Ogurix「っつーか、俺が飲めないこと知ってて、、、」
●あー、すいません、すいません。
Ogurix「あ!なんだ、カフェラテあんじゃん、
いっただきまーす!」
hide kid「っつーか、バドかよ、、、ま、いただくけどな。」
●はいはい、すいませんすいません。いいですか?ちょっとインタビュー
Ogurix「だーからー、まだそんな話せる段階じゃないのよ、ホント」
●何曲録ってんの?
Ogurix「聞いてる?俺の話」
hide kid「とーりあえずー、3曲目のリズム終わったとこ」
Ogurix「そ。まだ、その段階」
●いやに、つれないじゃないですか?
Ogurix「つれないもくそもあるか、タイコ録っただけで、なんの話ができるんだっつーの」
●いやいや、今回はどういったイメージで?とかさー、歌詞は上がってると聞きまし
たよ。
Ogurix「誰に?」
Yazi「あ、オレ、言っちゃった」
Ogurix「くそ。Yaziは、もう仕事終わった気になってんな?」
Yazi「ぷはー!仕事のあとのこの一杯!最高だね!」
●あはは、ドラマーの特権ですね。まず、先に仕事終わる、という。 で?
Ogurix「でって、なんだよ。」
●で、曲のタイトル教えてください。
Ogurix「しょうがねえな、
No more pain、
Please again、
Without you、以上」
●頑なに、そっけないですね。 機嫌悪いんですか?
Ogurix「だーって、まだ仕上がり見えてないんだもん、マジで」
Yazi「まーこのー、この3曲は哀愁の3部作とでもいいましょーか、
ロマンチックが止まらないとでも言いましょーうか.....」
hide kid「がはは、酒入ったらYaziの口が一気になめらかになってきとるぞ」
Ogurix「なんだその哀愁の3部作って」
Yazi「そんな感じじゃない?」
Ogurix「んーまあ今までにはなかったいわゆるラブソングではあるけど」
●あ、そっち?
Ogurix「そっちって、どっちだよ」
●つっかかるなー、今日は。で、ラブソングなんでしょ?
Ogurix「さっき、仮歌入ったの聞いてたくせに。」
●うふふ。だから、どーいった世界観なのか、ぶっちゃけ話しちゃってくださいよ。
Ogurix「前にも言いましたけど。歌詞とかについて説明とかすんの好きじゃないの。」
●歌詞というよりは、曲全体の世界観みたいなところを、、、。
Ogurix「あ、Sinが全部わかってるから、Sinに聞いて」
Sin「げ!いきなり、こっちに無茶ぶりだ」
Ogurix「あーもう。前回はわりとハードな曲メインっぽかったからね、今回はより歌モノ
な曲でやってみようかな、と思ったわけ」
●はいはい。 いつもは、機嫌が悪いのhide kidなんだけど、
珍しいっすねOgurixが不機嫌なのって。
Sin「むしろ、hide kidが機嫌良い ってのが珍しいかも。」
Ogurix「基本ENDLESS WAYはオレらがガキの頃グっときてた音楽を
今のオレらなりにやりたいなってのが、俺ん中にあって、、、」
●70’sハードロック?
Ogurix「うん。それだけじゃなくって、それこそチューリップとかも一方でアリなわけ」
hide kid「Ogurixと初めにやったのは(心の旅)だったしね」
Yazi「イーグルスの(Take it easy)は専売公社バンドの代表曲で、、、」
●そーゆー歌メロ重視な曲達なわけですね?今回は。
Ogurix「んー、ま、そうとも言えるかな」
●作業としては、これから?
hide kid「Sinのギターだな。まだ、バッキング決まってないし、、、やることまだまだ山積みなんだよ!」
Sin「コード考えなくちゃ」
hide kid「こういった曲で、またSinのギターが効いてくるのよ!」
Ogurix「ね?まーだ、そんなに話せないっつーか話せることがないの!」
●(笑)わかりました。じゃあ、もう少し形になってから、改めてってことで。
Ogurix「そうだね、お願いします」
hide kid「渋谷さん、次回差し入れはキリンでね。しかもクラッシックラガー希望!」
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さすがに、レコーディングに入ったばかりで、
なかなかつっこんだ話を聞くことは出来なかった。
とは言え、仮歌状態のラフな段階で聴いた限りでも、
また
新しい彼らの世界がそこにはあった。
近いうちに皆さんにも聴いていただける、と思う。
これら楽曲が完成した時、
再度インタビューに応じてくれることをメンバーは承諾してくれた。
そこで彼らが何を語るのか。
新曲同様、非常に楽しみだ。
期待して! 待て!!